ご挨拶

日本理化学協会会長 宮本信之
岐阜大会運営委員長 浅野靖夫

 2017年のノーベル物理学賞は,アインシュタインの「最後の宿題」とも言われた重力波の観測に世界で初めて成功した国際研究チーム「LIGO」でした。「LIGO」には,日本人研究者も参加しているとのことです。チームの責任者は「ノーベル賞は3人だけの賞ではなく,過去数十年にわたり不断の努力を続けた賢明で献身的な科学者や技術者たちのものだ。」と述べています。昨年度の埼玉大会でご講演いただいたノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章氏が述べられた協働性・協調性を育てる教育の重要性を思い出しました。
 高等学校の次期学習指導要領がこの3月に告示されました。この中では「何を教えるか」という知識の量や質の改善,「どのように学ぶか」という学びの質の深まりを重視する必要性とともに,課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習やそのための指導を充実させていく必要性が示されています。あらためて理科教育に携わる私たちも「協働的」の意味をかみしめ教育に生かさなければなりません。グローバル化や情報化の進展などにより,世界はこれまで以上に急速に変化し,同時に多くの課題が生まれています。将来の社会を支える若者が豊かな未来を切り拓くために,新たな学習指導要領のもとで,主体性を持って多様な人々と協力して問題を発見し,より良い解を導き出す力を育成する教育が求められています。
 岐阜大会はこのような状況の下,『「豊かな未来を拓く理科教育」─主体的・対話的で深い学びの実現─』を主題とし,平成30年8月8日から10日まで,岐阜県岐阜市にある岐阜聖徳学園大学及び岐阜聖徳学園高等学校を会場に開催いたします。今大会の研究協議では,昨年度埼玉大会で行われたグループ討論を継承し,より活発で実りある議論が展開できるものと思っております。また,東京工業大学栄誉教授であられる末松安晴氏の記念講演,コース別研修も入念に準備を進めております。
 理科教育に携わる関係の皆様が,研究発表や研究協議等を通じてお互いに研鑽し,未来を担う理科教育を考える大会が,岐阜の地で開催されることを大変喜ばしく思います。
 岐阜県は国土の中央に位置し,岐阜市を流れる長良川で毎年繰り広げられる長良川鵜飼は1300年以上の歴史と伝統があります。少し足を延ばしていただくと,ユネスコ世界遺産の白川郷合掌造り,手漉き和紙の本美濃紙,高山祭りに代表される山・鉾・屋台行事など世界に誇る遺産が数多くあります。今大会に参加の皆さんにも,岐阜の魅力を堪能して頂けることを大いに期待しております。つきましては,会員の皆様の積極的な参加を心よりお待ちしております。

主催 日本理化学協会
岐阜県高等学校教育研究会理化部会
共催 岐阜県教育委員会
後援

文部科学省 全国都道府県教育委員会連合会 全国市町村教育委員会連合会
国立研究開発法人科学技術振興機構 岐阜県教育委員会 愛知県教育委員会
三重県教育委員会 岐阜市教育委員会 日本物理教育学会 (公社)日本化学会
日本生物教育会 日本地学教育学会 全国小学校理科研究協議会
全国中学校理科教育研究会
日本教育公務員弘済会岐阜支部 (公財)岐阜観光コンベンション協会
岐阜県高等学校教育研究会生物部会 岐阜県高等学校教育研究会地学部会
岐阜県高等学校教育研究会理科実験研究準部会(予定を含む)

期日 平成30年8月8日(水),9日(木),10日(金)
会場 岐阜聖徳学園大学 岐阜キャンパス (〒500-8288 岐阜県岐阜市中鶉1−38)
岐阜聖徳学園高校 (〒500-8288 岐阜県岐阜市中鶉1−50)
大会事務局

運営委員長 岐阜県立大垣東高等学校 校長 浅野 靖夫
運営副委員長 岐阜県立加納高等学校 校長 高橋 博美
運営副委員長 岐阜県立各務原高等学校 校長 高谷 信吾
運営副委員長 岐阜県立郡上高等学校 校長 服部 弘幸
事務局長 岐阜県立岐阜高等学校 教諭 黒井 昌和